接続が不安定だったり、遅かったりします。

以下の項目についてご確認いただき、接続し直してください。

■電話回線にアダプタなどの機器が取り付けられている場合

保安器とスプリッタの間(スプリッタ上部)にアダプタなどの機器が取り付けられている場合、ADSLの安定性が阻害される可能性があります。代表的な機器には、以下のようなものがあります。

・ 宅内に複数のモジュラージャックがあり、スプリッタとは別のモジュラージャックに接続されている電話機やFAX
・ LCRアダプタ
・ 自動分配器/手動分配器
・ ガス/水道自動検針器
・ ホームテレホン/ドアホンユニットの主装置
・ ホームセキュリティシステムの主装置
影響をなくすために、これらの機器をスプリッタと電話機の間(スプリッタ下部)に接続するか、機器を取り外してください。配線工事などが必要な場合は、各機器の設置業者にご相談ください。

■ノイズが発生する機器が設置されている場合

ADSLモデムの近くに、ノイズが発生する機器(パソコン、テレビ、電子レンジ、冷蔵庫など)が設置されている場合、ADSL信号が干渉されることがあります。ADSLモデムをこれらの機器から離れた場所に設置してください。

■ADSLモデムのケーブルが長い場合

ADSLモデムに接続しているモジュラーケーブルが3m以上ある場合や、ケーブルを束ねている場合は、ADSL信号がノイズの干渉を受けやすくなってしまいます。できるだけ短いモジュラーケーブルをご使用ください。

■コンセントが分岐されている場合

ADSLモデムの電源を接続しているコンセントが分岐されている(タコ足配線になっている)場合、コンセントからノイズが発生し、ADSL信号に干渉することがあります。分岐せずに電源を接続してください。

■ISDN回線が存在する場合

屋内でISDN回線を利用している場合や、近隣でISDN回線を利用している場合は、ADSL信号がISDN信号に干渉されることがあります。

■旧式の保安器が取り付けられている場合

電話共用タイプ(タイプ1)において、宅内の配線に問題がないにも関わらず、電話が着信した際に必ずADSL通信が切断される場合、旧型の「6PT保安器」が原因となっている可能性が考えられます。
保安器交換(有償)をしていただくことにより、改善することがあります。詳しくは、NTTにお問い合わせください。

■オフィスビルの場合

PBX(構内交換機)を経由している回線の場合、ADSL通信はご利用いただけません。ADSL専用タイプ(タイプ2)など、PBXを経由しない回線をご利用ください。
また、MDF室(配線集合盤)にアダプタ類が設置されている場合、ADSL通信がご利用いただけないことがあります。その際は、ADSL回線がアダプタを経由しないよう、ビル管理者にご依頼ください。

■その他の場合

宅内環境に問題がない場合、宅外環境に原因がある可能性があります。ご利用場所の近くに以下のような施設や建物がないかご確認いただき、NTTにお問い合わせください。

・ 鉄道、高架道路、大きな河川や湖、高圧送電線、電波塔やアンテナ、放送局、向上、空港、大規模な工事など

また、お客様のADSL回線が収容されているNTT交換局までの距離が、道なりで3km以上ある場合、ADSL通信が非常に困難になります。この場合、ADSL接続サービスをご利用いただけないことがあります。

■直収電話サービスに変更した場合

電話共用タイプ(タイプ1)において、NTT東日本/NTT西日本の交換機を中継しない電話回線では、弊社提供のADSL接続サービスをご利用いただくことはできません。